輸入元 ぺぺタス TEL.03-3371-6681
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ペペ・ロメロ・Jr.は、クラシックと共に、フラメンコギターも制作しています。
もちろん、クラシックギターとは設計や板の厚みなど、若干の基本的な違いがあります。
端的には、板厚を薄くして、立ち上がりが早く初期音量を稼ぐのが、一般的なフラメンコギターの設計です。
しかし、ギターは1本1本、材(表面板・裏・側板・ネックやブリッジの重さ)の重さや比重が異なりますから、その組み合わせで、そのギターの特長を表出出来るのです。
画家と同じで、優れたギター製作家は、設計段階で明確なサウンドイメージを持ちます。
その場合、「誰が演奏するか?」によって、大いに影響があり訳です。
当然ですが、オーダー時に奏者が明確ならば、そのイメージを元に、注文主と仕上がり上がり理想を話し合います。
ぺぺは、父の友人であり、世界最高峰のフラメンコギター奏者であるパコ・デ・ルシア氏の使用をイメージして、あるフラメンコギターの製作を開始しました。
当スペックのギター制作を開始する段階で、「パコ・デ・ルシア氏」の演奏スタイル&音楽が念頭に置かれ、それに見合うサウンドデザインがなされ、2012年6月に完成したのが写真のギター、207番~パコ・デ・ルシア・モデルです。
完成後、コンサートツアーのためロサンゼルスに滞在のパコにギターを見せたところ、:
「素晴らしいギターなので是非購入したい。私が手にするまではどこも変更しないように」
との成り行きとなり、7月下旬、父君ペペロメロ氏がスペインへ出かける折、持参&納品となりました。
このモデルの特長は:
・極端に早い立ち上がり&レスポンスということで、フラメンコでの~それもシビアな現場での実用が前提になっている、まさしく、コンサート・フラメンコに相応しいギターになっています。
既に世界的に極めて高い評価を受けているペペロメロJrギター。
このパコデルシア・モデルで益々、入手困難になることでしょう。
このギターの制作のいきさつや、自身の演奏を収録した動画が公開されています。
2012年6月に完成した号#207番を手にする巨人パコ・デ・ルシアです。