ぺぺ・ロメロJr.~クラシック&フラメンコギター製作

ギターのストラディバリウスと称される現代の名器~ペペ・ロメロ・Jr.~その若き名工を紹介する日本公式サイトです

輸入元 ぺぺタス TEL.03-3371-6681

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-1-5-417

その魅力

ぺぺ・ロメロ・Jr.ギターの魅力。

当然ですが、「音」です。

余りに当たり前の話で恐縮ですが、ここで、その「音」について触れてみたいと思います。

ギターの黄金期を受け継ぐ

クラシックギターの到達した、一つの究極~それは、1920~30年代、スペイン・マドリッドにおける、名工サントス・エルナンデスの一連の名作を代表とする名器群でしょう。

はじける様な立ち上がり、「バンッ!!」というラスギャードの立ち上がりなど「エクスプロージョン(爆発)」と言われるレスポンス、これがまずは魅力です。

それが、開放的で伸びやかな重低音、カラッと乾いた中音、軽快で、かつ良く歌う高音と共存する。

立ち上がりが、「粒だって聞こえる」ということは、16khz以上の【超高音=プレゼンス】エリアが、ストレスなく再生されているということ。

さて、この【プレゼンス・エリア】が抑制されていない、ということは、演奏上、何をもたらすのか?

音色の魅力は前述したとおりですが、ある意味、デメリットもあるのです。(私はデメリットとは考えませんが、一般論として記述します)

プレゼンスが充実したギター = 極めて反応が良いギター

と見て間違いありません。

言い換えると、「弾いた通りに反応するギター」であるわけで、タッチやコントロールが上手くない奏者には、気難しくて弾きづらい、と感じさせる要因でもあるわけです。

昨今、日本のマーケットでの人気ギター群は、ミッドレンジに音作りが極めて強く偏っていて、このプレゼンスが全く無いのですね。

だから、雑でムラが多い稚拙なタッチでも、「パコーン、パコーン」と反応してくれる。

したがって、誰が弾いても同じ音。

それを好意的に言うと:

・鳴らしやすい

・軽いタッチで反応する

となります。要するに「楽ちん」なのです。

したがって、そのギターは奏者を成長させないのですね。

某有名演奏家たちが愛用していますが、おそらくその理由は、「長いコンサートツアーで、毎日の演奏が楽」だからではないでしょうか?

私(ペペ田代)は、数年前、その有名演奏家(M・B氏)に、「そのギターをレコーディングで使わないのか?」と聞いたところ、「ツアー用だ。録音にはTo much loudだ」と言っていました。

コントロール出来る奏者には、夢のようなギター

前述の通り、アポヤンドからアルアイレまで、自由自在にコントロール出来る奏者には、夢のようなギターです。

特に、ぺぺロメロJrギターが、マドリッド黄金時代の名作群に勝っている点は複数ありますが、筆頭は、音像が立体的で、高低のバランスが音楽的に成立する、という点でしょう。

セゴビアがハウザー1世を愛奏したことは有名ですが、その理由が、「高低の音量バランスや、音像の出方が、西洋音楽を演奏するのに適していた」ことも知られている話です。
セゴビアが、それ以前に使用していたマヌエル・ラミレスでは、その点が満足出来なかったのでしょう。

ぺぺのギターは、どの材質の組み合わせでも、その音像構成を失うことはありません。
弾いていると、「音楽を弾ける、数少ないギター」であることに気付くでしょう。
あらゆる奏者の【表現欲求】に素早く反応し、音楽的に響く流れを失うことはありません。

弾き手のレベルが高ければ高いほど、その真価が伝わり、如何に得がたきレベルのギターであるかを痛感させます。

しかし、奏者が未熟であっても、その人が「このギターから学ぼう」と謙虚に思い、学ぶ姿勢を崩さない限り、このギターは奏者を高いところに導いてくれます。

巨匠ペペ・ロメロ・ギター奏者として、これ以上の高みを望むことなど無い人の様に見えますが、常により一層学び、一層の高みに達するよう、努力を怠らない巨人です。

ぺぺは、ギターに学べることを良く知っている人です。だから、大量の名器コレクションを持っているし、常にそれから学ぼうとしている。

ぺぺJrも、当然の様にこの感性を持っています。
だから、その作品はそういったスピリットを持った楽器となるわけです。

本質を知る者が分かる素晴らしさ

「ギターを修行することは、人間性を磨く修行だ。上達する、という結果より、取り組んだことで人間的にどれだけ成長できたか?という点こそが、重要だ。それをギターがもたらしてくれる。」

これは父君、ペペ・ロメロ氏が常々、弟子たちに教え諭している言葉です。
ここに人生の、音楽の本質を見るのは、私だけでしょうか?

そういった本質を知る者こそ、このギターの素晴らしさが身に沁みます。

雑誌の論調やトレンド、信じるに足りない他人の意見に振り回され、本質的に何が素晴らしいのか?感動とは何か?を見失っている人たちには、もしかしたらこのギターの良さが分からないかもしれません。

しかし、本質に気づき、このギターに学ぼうとした時、新たな人生の扉が開く音が聞こえることは間違いありません。

ペペ・ロメロ・Jr.が作るギターとは、そういったギター達なのです。

しかしながら、単純に良い音が出る

随分と、様々な側面で話を広げてしまいましたが、ギターは音楽を演奏するツール。

音楽的に良い音(音楽表現に必要な音)が出ることが必須条件です。

だけど、単純に「美音」も出ます。
その美音とは、材質によって表情が異なります。

・倍音の多いきらびやかなギター
・基音が多いフラットな感じの音
・コンプレッションされたサスティーンを持つ音
・力強く張りがある、テノールの如きギター
・豊かで開放的な、たおやかなギター

これらは全て、材料の組み合わせと、それらの魅力を最大限に引き出そうとする設計&工作により、それぞれの美音をかもします。

芸術品が複数の多様な要素を混在させているように、優れたギターも材質なりの要素を軸にしつつ、複雑に、複数の要素を混在させバランスを取っている。

美人に多くのタイプがあり、沢山の美人達がいるように、美音にも様々なタイプがある。
しかし、聞いた瞬間に「美音だ!」と感じさせます。

ペペ・ロメロ・ Jr.のギターは、1本1本異なり、全てそんな「美音」群の中の1種類を持っています。
それは、「単純に、良い音だ!」と思えるものです。

単純に金で買えるものではない

ギターは、地球の資源を使ったものですね。希少な材も多いですし。

私達はこう考えています。

ギターは、神と地球から一時的に預かっている天然資源。
だから、大事に正しく扱い、良い状態で文化共々、次の世代に手渡したい。

この意義が理解できる人のみ、歴史的名器を持つことが許される。

ペペ・ロメロ・ Jr.のギターは、これに当てはまります。

ギターは、オーナーである我々よりも、すっと長生き。
だからこそ、本当にその価値が理解出来ている人にこそ、持ってほしい。

ぺぺタス社は、ペペ・ロメロ・ Jr.のギターの正規輸入元ですが、基本的に積極的な宣伝はしていません。

それは、作者からこう言われているからです。

「宣伝広告などは、何もしないでほしい。わかる人にだけ使ってもらえばよい。自分の作るギターを弾いて、”嬉しい。幸せだ”と思ってくれる人だけでいいんだ」

ペペ・ロメロ・ Jr.のギターをご購入になる折には、生意気なようですが、どうぞ御一考頂きたいと思います。